ごあいさつ

警備業のさらなる発展のために

警備業は1962年に誕生して以来、多くの先人とお客様に支えられながら、防犯・防災の観点から社会に安全・安心を提供する生活安全産業としての地位を築いて参りました。
現在、警備業者10,359社、警備員58万9,938人を擁する産業にまで成長し、我が国の安全・安心社会の確立に少なからず貢献させていただいております。

近年、我が国の治安情勢は、犯罪認知件数が平成 15年以降一貫して減少しているなど数値的には回復してきていますが、凶悪事件が相次いで発生し、さらに特殊詐欺、高齢者や女性、子どもを狙った犯罪が後を絶たず、国民の体感治安は依然として改善に至っていないといえます。こうした中、私どもは警察をサポートする補完的役割として、施設管備、交通誘導警備、雑踏警備、貴重品運搬警備、身辺警備等、多様な安全サービスを提供しております。さらに災害対応は勿論のこと、最近では、健康・生活サポートといった独自の安全ビジネスにまで警備業の役割が広がり、これからの警備業の可能性は無限であります。

今後も警備業が健全に発展し、警備業務の適正化を通じた経営基盤の強化を図り、社会公共の安全に寄与していくために、(一社)全国警備業協会は、警備員教育の充実による警備員の資質の向上や処遇の改善等、業界が抱える諸課題の解決と警備業務の適正な運営に尽力して参ります。

2022年11月

一般社団法人 全国警備業協会 会長 中山 泰男

一般社団法人 全国警備業協会

会長 中山 泰男